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蓄音機で聞いたよ

2017年06月08日

初代聖光会理事長の石川順助は、蓄音機の収集家であり、SPレコードの収集家でもありました。石川家に残されたその数、5000枚。蓄音機も一時400台もあったとか。

そのご縁で、石川雅昭理事長が、㈱ハイフォニックミュージックアートの取締役でもある

城井さんをお招きし、子ども達に蓄音機で童謡を聞かせていただく会をひらきました。

聞かせていただいたのは、子ども達も職員も最近では耳にすることが少なくなった童謡です。

「夕焼け小焼け」「青い目の人形」「七つの子」「あのこはたあれ」等など。

今は音楽を聴くのもデジタル時代。CDが回っているところをみるのも珍しくなりました。

「この針をレコードの上に落とすと音が鳴るんだよ。ここには女の人がかくれているんだ。」と城井さん。「え~???」と不思議そうな子ども達の顔。

 

野口雨情や北原白秋など有名な一流の音楽家が作った童謡の美しさやリズムに子ども達も思わず手拍子を始め、歌ったり、体をゆすったりしていました。

石川家に残るレコードの5000枚あまりの1枚。

「触ってごらん。ザラザラしてるでしょう。」と理事長。

いったい仕組みはどうなっているの?本当に女の人がいる?まさか・・・。

のぞかせてもらいましょう。

ぜんまい仕掛けの蓄音機。ぜんまいを巻かせて頂き、食い入るように観る子ども達でした。

今は、機械の仕組みを目でみることが難しい時代。くるくる回るレコード盤の上を針が徐々に動く様子に気付いて「ああー!!」と驚く声を上げる子もいて、どうして?という興味や疑問、好奇心が芽生える瞬間はこういうことを言うのだと改めて思ったひと時でした。

レコードにA面B面のあることを知らない職員も楽しい時間になりました。

城井さんありがとうございました。

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